ただ勉強を教える、これだけが家庭教師のお仕事だと思われている方が多いようですが、実はこれだけではありません。もちろん大前提に勉強を教えてあげることは間違いないです。では、これ以外にどのような仕事があるのでしょうか。まず、家での勉強の仕方を教えることです。

勉強をしたいけど勉強の仕方がわからない、こういう子供は案外多いものです。そこで家での勉強方法を教える必要があります。これが家庭教師の勉強を教える以外の仕事の一つです。自分が高校受験の時はこうした、大学受験の時はこうやって勉強した、このような体験談を聞くだけで生徒はその話を参考にして勉強をする習慣を身につけてくれるでしょう。

次に、勉強以外のことをきいてあげることです。勉強を教わりたいのになぜ勉強以外の話をしてあげなければならないのでしょうか。子供は、学校で親や友達に相談できない悩みを持っています。そういう話を聞いてあげて人間的な成長を助けてあげるのも家庭教師の仕事の一つです。

こういう話をしてあげることで生徒は先生のことを信頼してくれます。この信頼関係が生まれることで生徒は素直に先生の話を聞いてくれます。すると勉強効率ももちろんあがります。一見無駄と思える悩み相談や雑談が、回りに回って勉強の効率を上げてくれているのです。

以上のように、家庭教師には勉強を教える仕事以外に、人間として成長させるための仕事もあります。一人の人間の成長をサポートする責任感のある仕事なのです。